1秒の迷いをなくす。段ボールで命とプライバシーを守る挑戦

製品

こんにちは!森井紙器工業の企画担当です。私たちは日々「段ボール箱」を作っていますが、実は段ボールの可能性はそれだけにとどまりません。今回は、私たちが強い想いを持って開発した防災・救護用品「あんしんウォール」の裏側をご紹介します。

救命現場の「ためらい」をなくしたい

ある日、私たちは新聞で衝撃的な記事を目にしました。

マラソン大会で倒れた女性が、周囲に人がいたにもかかわらず、AED(自動体外式除細動器)が使われなかったという内容です。理由は「女性だから服を脱がせるのをためらった」ということでした。一命は取り留めたものの、処置の遅れから意識障害で会話ができない後遺症が残ってしまったそうです。

「もし、その場に目隠しがあれば、処置をためらうことはなかったはず」

「助かるはずの命、守れるはずの未来を、段ボールの力で救いたい」

「150cm」に込めた、現場での使いやすさ

設計段階で最もこだわったのは、その「高さ」です。あまりに高すぎると、中の救護者が周囲に助けを求めたり、連携したりすることが難しくなります。逆に低すぎると、プライバシーを守りきれません。

試行錯誤の結果、導き出したのは「150cm」という絶妙なサイズです。これは、平均的な視線よりもわずかに低く、覗き込もうとしなければ見えない高さ。それでいて、救護者が外の人に声を掛けやすく、コミュニケーションを遮らない設計です。さらに、蛇腹構造のため、緊急時にサッと広げるだけで現場を囲める「スピード感」も、他にはない強みです。

環境にも、人にも、誠実なものづくり

森井紙器工業は、持続可能な社会づくりにも妥協しません。「あんしんウォール」の段ボールタイプは、リサイクル可能な段ボールに加え、接続部には紙パウダー主成分の「MAPKA(マプカ)」を使用したエコネジを採用。環境負荷を抑えつつ、堅牢な機能を実現しています。

届いたのは「命が助かった」という知らせ

実際に導入いただいたホームセンターや高等学校からは、「この製品があったおかげで、躊躇なく救命措置ができ、命を救うことができた」という、私たちにとってこれ以上ないほど嬉しい報告が届いています。

私たちの仕事は、単に段ボールを加工することではありません。その先にある「地域社会の安心」をデザインすることです。
「ものづくりを通じて社会課題を解決したい」「自分のアイデアで誰かの役に立ちたい」

そんな想いを持つ皆さん、一緒に、段ボールの新しい可能性を探しませんか?あなたのアイデアや視点が、次の「あんしん」につながるかもしれません。

救護用パーテーション「あんしんウォール®」